今日気になったのは、TREKの32インチMTBの話題です。
以前、「MTBはこれから32インチになる!?」というテーマで、大きなホイールの可能性や気になる点について書きました。
そのときに考えていたことが、少しずつ実際のバイクの形になってきています。今回のTREKの写真を見ると、やっぱりワクワクしますね。
TREKの32インチ、実車を見ると一気に現実味が出てくる

Pinkbikeが10月26日に紹介したのは、アメリカ・ウィスコンシン州のイベントで展示されたTREKの32インチXCバイク。カーボンハードテールとフルサスペンションの姿が!!
ハードテールはProcaliberではないかと紹介されていますが、正式な車名や発売時期が発表された、という話ではありません。32インチに対応した未発表のFOX 34も注目されていて、写真からは車体だけでなく周辺パーツの開発も進んでいるように見えます。
目新しいようにも思えますが、フルサスペンションの方は以前からプロトタイプがレースで使用されていたためそこまでの驚きはないですが使用され始めた当時は29インチ使用だったものが、32インチ用のモデルとして改めて展示されていたみたいです。
実際の写真はPinkbikeの記事をぜひご覧ください
以前32インチについて考えたときは、「大きいホイールで走りがどう変わるのか?」という可能性の話が中心でした。
それが、こうしてTREKのバイクとして形になっていると、ぐっと現実味が出てきます。
普段、自転車の仕事をし長らく自転車とともに過ごしてきた自分としては、ホイールの大きさだけでなく、それをどう一台のバイクとしてまとめるのかが気になります。
気になるのは、段差の越え方と取り回し
以前の記事でも触れた、段差が「壁」じゃなくなるような感覚。
32インチにも、そんな走破性の変化を期待しています。ただし、これはまだ自分で乗って確かめた感想ではありません。
木の根や岩が続く場所で、どれくらい引っかかりにくくなるのか。その一方で、細かいコーナーや切り返し、前輪を持ち上げたい場面ではどう感じるのか。実際に確かめたいことはたくさんあります。
大きなホイールを収めながら、ハンドルの高さやフレームサイズをどう設計するのかも気になるところ。特に小柄なライダーが、無理なく乗れて、扱えるバイクになるのかは大事だと思います。
だから今も、「これから全部32インチになる」とは思っていません。
速さを求める人、狭いトレイルでバイクを動かして遊びたい人。それぞれに合うホイールサイズがあって、その選択肢に32インチが加わるとしたら面白いですね。
メカニックとしては、車体全体のバランスも気になる
ホイールが大きくなると、それを収めるフレームやフォークも含めて、一台としてどう設計するかが気になります。
写真で目を引くのが、強く下向きになったハンドル・ステム一体型のコックピットです。大径ホイールでもハンドル位置を低くしたいという狙いがあるのか、もしくは、32インチになることで通常のヘッドチューブの位置が高くなってしまうので相殺するために下向きになっているのか!!などと想像してしまいます。ただ、その意図は写真だけでは断定できません。
乗り手に合うポジションを出せるのか。前後の荷重バランスはどうなのか。ホイールの重量や剛性、整備に必要な部品の選択肢はどうなるのか。
自転車の仕事をしていると、新しい規格を見るたびに、走りの可能性と、それを日常的に使うときのことを一緒に考えてしまいます。
ただ、どんな自転車も答えが出るのは乗ってみてからなので実際に乗ってみれるようになるのが楽しみですね!!
29インチがある今、32インチをどう選ぶ?
29インチが広がってきたときのように、32インチも実際に乗る人が増えていくと、評価が変わるのかもしれません。
ただ、29インチで満足している人が、すぐに乗り換える必要があるとは思いません。今のバイクで楽しく走れているなら、それも大事なことです。
自分が知りたいのは、32インチがどんな場所で、どんな人に合うのかということ。
荒れた路面でスピードを維持したい人にはどうなのか。日本の細かく曲がるトレイルではどうなのか。小柄な人でも、バイクに振り回されずに楽しめるのか。
そうしたことが見えてきたら、ホイールサイズを選ぶ楽しみも増えそうです。
以前の記事では「これから32インチになる!?」と考えましたが、今回は「32インチを選ぶ未来が、少し近づいてきたのかも」と感じました。
まだ自分では乗っていないので、速さや扱いやすさについて結論は出せません。それでも、いつもの木の根や段差を越えたときに、どんな違いを感じるのかは気になります。
私が思うこと
実際に実車が出てくると、やはり欲しくなってしまいますよね!!
私としては、じゃり道の林道もストレスなく走れて、グラベルでも実用的なのではないかと思っています。
そして、MTBが苦手とする舗装路でも、もう少し気持ちよく走れるのではないかと期待しています。街中の自走区間でも転がりがよくなれば、うれしいですね。
もしそうなれば、ちょっと贅沢かもしれませんが、「最強のクロスバイク」としても使えるのではないかとワクワクしています!!
しかし、物欲とは裏腹に、これ以上自転車を増やすわけにもいかないので、何かを手放すか、それとも買うのを我慢するか……。
それは、一般販売が始まってから考えることにしますw
※製品情報は2026年10月29日時点で確認した公開記事に基づきます。車名・発売時期・価格などの未確定情報は、今後の正式発表を待ちたいと思います。本記事は試乗レビューではなく、公開情報を見ての考察です。


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