楓ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、自転車を中心に、少しでも皆さまのお役に立てる情報を発信しております。
今回は、これからマウンテンバイクの購入や始めようと考えている方にまずは知っておくべきマウンテンバイクのジャンルについて説明していこうと思います。
皆様のマウンテンバイク選びの参考になれば幸いです。
はじめに
マウンテンバイク(MTB)には、実はさまざまなジャンルがあります。
見た目は似ていても、走る場所や楽しみ方によって設計が大きく異なるのが特徴です。
しかし現在、日本のスポーツバイク事情では、MTBは決して主流とは言えません。
その理由としては
・情報が少ない
・ライダー(MTB人口)が少ない
・コースが少ない(海外に比べて)
などが挙げられます。
実際にスポーツバイクショップへ行っても、MTBの取り扱いが少ない店舗は多く、スタッフの中にもMTBのライド経験がないケースが少なくありません。
そのため、MTBについてしっかり相談できるお店は、まだまだ限られているのが現状です。
だからこそ──
これからMTBに興味を持ってくださった方に、間違った選択をしてほしくない。
そんな思いから、今回はMTBのさまざまなジャンルについて分かりやすく解説していきます。
マウンテンバイクとは??

マウンテンバイクは、クロスバイクやロードバイクと並ぶスポーツバイクの一種で、特にオフロード走行を得意とする自転車です。

太いタイヤと頑丈なフレーム、そして衝撃を吸収するサスペンションを備えており、一般的な自転車では走りにくい道でも安定して走ることができます。
もともとは1970年代にアメリカ・カリフォルニアの山道を走るために生まれた自転車で、現在では世界中で人気のあるスポーツバイクのジャンルのひとつになっています。
マウンテンバイクの魅力は、舗装された道だけでなく、森の中のトレイルや岩場、土の道など、さまざまなフィールドを自由に走れることです。
また、ジャンプやテクニカルなコースを楽しむライディングから、自然の中をゆっくり走るトレイルライドまで、楽しみ方の幅がとても広いのも特徴です。
そのためマウンテンバイクには、走る場所やスタイルに合わせてさまざまなジャンルが存在します。
まずはここからハードテイル と フルサスペンション
マウンテンバイクは大きくまずこの2つに分かれます
ハードテイル

ハードテイルとは、フロントにのみサスペンションが付いていて、後ろにサスペンションがないマウンテンバイクのことです。
構造がシンプルなため、多くのマウンテンバイクの基本ともいえるタイプです。
ハードテイルのメリット
1 軽量で登りやすい
リアサスペンションがないため車体が軽く、ペダルを踏んだ力がそのまま進む力になります。
そのため登り坂や長距離ライドでも効率よく走ることができます。
2 価格が比較的安い
フルサスペンションバイクに比べて構造がシンプルなため、価格が抑えられているモデルが多いです。
初めてマウンテンバイクを購入する人にも選びやすいのが特徴です。
3 メンテナンスが少ない
リアサスペンションがないため可動部分が少なく、メンテナンスの手間や費用が少なく済みます。
4 ライディングスキルが身につきやすい
路面の情報がダイレクトに伝わるため、体の使い方やライン取りなどの基本的なライディングスキルを身につけやすいと言われています。
ハードテイルのデメリット
1 荒れた路面では衝撃が大きい
リアサスペンションがないため、岩や木の根が多いトレイルでは衝撃を受けやすくなります。
2 下りの安定感はフルサスペンションに劣る
スピードの出る下りやテクニカルなコースでは、フルサスペンションバイクの方が安定して走れる場合が多いです。
ハードテイルが向いている人
・これからマウンテンバイクを始めたい初心者(安価なモデルが多く始めやすい)
・登りや長距離ライドを楽しみたい人
・シンプルで扱いやすいバイクが欲しい人
初心者向きは勘違い??
比較的安価なモデルも多く、最初の1台として選ばれることが多いジャンルです。
そのため、エントリーバイクとして購入される方も多くいらっしゃいます。
しかし、シンプルな構造であるがゆえに、ハードなコースではライダーの技術がより求められる自転車でもあります。
街中やグラベルなどの走行であれば、初心者でも扱いやすく楽しむことができますが、パークライドやダウンヒルといった本格的なオフロード走行を目的とする場合は注意が必要です。
特にこれから始める初心者の方ほど、衝撃吸収性や安定性に優れたフルサスペンションバイクを選ぶことで、安心してライドを楽しむことができます。
フルサスペンション

フルサスペンションバイクとは、フロントとリアの両方にサスペンションが付いているマウンテンバイクのことです。
荒れたトレイルやスピードの出る下りでも安定して走れるように設計されています。
近年ではトレイルライドやエンデューロ、クロスカントリーなど、多くのジャンルでフルサスペンションバイクが使われています。
フルサスペンションのメリット
1 荒れた路面でも安定して走れる
前後のサスペンションが衝撃を吸収するため、岩や木の根が多いトレイルでも安定して走ることができます。
2 下りでのコントロール性能が高い
リアサスペンションが路面の凹凸に追従することで、タイヤが地面から離れにくくなりグリップが向上します。
そのためスピードの出る下りでもコントロールしやすくなります。
3 体への負担が少ない
衝撃を吸収してくれるため、長時間のライドでも体への負担が少なく、疲れにくいのも特徴です。
フルサスペンションのデメリット
1 価格が高くなりやすい
リアサスペンションの構造が複雑なため、ハードテイルに比べて価格が高いモデルが多くなります。
2 車体が重くなる傾向がある
サスペンションやリンク構造が追加されるため、ハードテイルより重量が増えることがあります。
3 メンテナンスが必要
リアサスペンションやリンク部分など、可動部が多いため定期的なメンテナンスが必要になります。
フルサスペンションが向いている人
・トレイルライドを本格的に楽しみたい人
・下りが多いコースを走る人
・荒れた路面でも安定して走りたい人
フルサスペンションバイクは、テクニカルなトレイルやスピードの出る下りで本領を発揮するマウンテンバイクです。
上級者向きのイメージを持たれることも多いですが、実は技術に不安のある初心者の方にこそおすすめできるバイクでもあります。
サスペンションが衝撃を吸収し、路面からの影響を軽減してくれるため、ライダーの負担が少なく安定した走行が可能になります。
実際にゲレンデなどのコースを走行する際も、車体の性能が心の余裕につながり、視野が広がることでより安全なライン取りができるようになります。
その結果、無理なく経験を積むことができ、上達のスピードも自然と早くなっていきます。
マウンテンバイクのあらゆるカテゴリー
マウンテンバイクには、さまざまな競技やライドスタイルがあり、それぞれのジャンルに特化したモデルが存在します。
そのためマウンテンバイクを選ぶ際は、まずどのようなカテゴリーがあるのかを知ることが大切です。
自分がどんな場所を走りたいのか、どんな楽しみ方をしたいのかによって、適したマウンテンバイクは変わってきます。
ここからは、マウンテンバイクの代表的なジャンルについて紹介していきます。
① クロスカントリー(XC)

マウンテンバイクの中でも登りと下りをバランスよく走る競技・ライドスタイルです。
主に山の中のトレイルや林道などを周回コースで走り、タイムを競うレースとして世界中で行われています。
マウンテンバイクの競技の中でも歴史が長く、オリンピック種目にも採用されている代表的なカテゴリーです。
クロスカントリーバイクは、長い距離を効率よく走ることを目的としているため、軽量でペダリング効率の高い設計になっています。
そのため登り坂でもスムーズに進みやすく、スピードを維持しながら走ることができます。
また、初心者でも比較的扱いやすく、トレイルライドや林道サイクリングなど幅広いシーンで楽しめるジャンルです。
バイクの特徴
・軽量
・登りが得意
・レース向き
苦手なポイント
・前傾姿勢になるポジションなためダウンヒルは難しい
・サスペンションのストロークが短いものが多くロックセクションなどのテクニカルセクションでは技術が必要
舗装路も林道も軽快に走れる、いわば“万能タイプ”。
ヒルクライムや長距離を走りたい人におすすめ。
👉 こんな人向け
・体力勝負が好き
・スピード重視
・レースにも興味がある
② トレイル

トレイルライドとは、山の中のシングルトラックや林道などを走る、マウンテンバイクの代表的な楽しみ方です。
レースのようにタイムを競うのではなく、自然の中を走ることそのものを楽しむライドスタイルです。
登りや下り、木の根や岩などさまざまな地形が現れるため、マウンテンバイクならではの走りを体験することができます。
また、景色を楽しみながら走ったり、仲間とライドを楽しんだりと、自由度の高いライドスタイルなのも特徴です。
バイクの特徴
・バランス型
・下りも登りも楽しめる
・サスペンションは中間クラス
苦手なポイント
・全体的に平均的にこなせる分タイムを競うようなことは得意ではない
今いちばん人気のジャンル。
山遊びを幅広く楽しみたいならこれ。
👉 こんな人向け
・山を自由に走りたい
・初めてのフルサスを考えている
・万能な1台が欲しい
・日本のエンデューロシリーズでは意外と優秀
③ エンデューロ

エンデューロは、マウンテンバイクの競技の一つで、主に下り区間のタイムを競うレースです。
コースは山の中に設定され、ライダーは自分の力で登り(リエゾン区間)を移動しながら(リエゾン区間ではタイムを測らない)、いくつかの下りステージを走ります。そして、各ステージの下りタイムの合計で順位が決まるのが特徴です。
そのためエンデューロでは、スピードの出る下りを安全に走る技術と、長時間ライドできる体力の両方が求められます。
近年は世界中で人気が高まっている競技で、トレイルライドに近い感覚で楽しめるマウンテンバイクのジャンルです。
バイクの特徴
・下りに強い
・サスペンション長め
・頑丈な設計
・リエゾン区間ではヒルクライムをするためある程度の登坂性能はある
苦手なポイント
・下り重視の車体なため登ることはできるが速く登ることは得意ではない
下りを攻めたい人向け。
ジャンプや荒れたコースもガンガンいける。
👉 こんな人向け
・スリル重視
・スピード系ダウンヒルが好き
・日本のダウンヒルコースはエンデューロバイクでも十分楽しむことが出来る
④ ダウンヒル(DH)

ダウンヒルは、マウンテンバイクの競技の中でも山の下りコースを一気に走り、タイムを競うレースです。
コースはスキー場や山の斜面などに作られ、岩場や木の根、ジャンプ、急斜面などテクニカルなセクションが多く設置されています。ライダーはそれらの障害物をクリアしながら、できるだけ速くゴールすることを目指します。
スタート地点まではリフトや車で移動することが多く、基本的には下りのみを全力で走る競技です。
スピードとテクニックが求められるため、マウンテンバイク競技の中でも迫力のあるジャンルとして人気があります。
バイクの特徴
・完全下り専用
・超ロングサスペンション
・重量は重め
登りはほぼ考えていない“下り特化型”。
リフトのあるバイクパークで本気で遊ぶ人向け。
⑤ ダートジャンプ

ダートジャンプは、土で作られたジャンプ台を使って空中に飛び出し、ジャンプやトリックを楽しむマウンテンバイクのジャンルです。
コースには連続したジャンプ(テーブルやダブルなど)が作られており、ライダーはスピードをつけてジャンプ台を飛び、着地しながら次のジャンプへと進んでいきます。
レースのようにタイムを競うのではなく、ジャンプの高さやスタイル、トリックの完成度などを楽しむライドスタイルなのが特徴です。
バイクの特徴
・ジャンプを中心に考えられたバイク設計
・26インチなど比較的小さなホイールが使われている
・トリックなどを行いやすい設計
・シンプルなパーツ構成
苦手なポイント
・登坂性能などはほぼなためトレイルライドなどには向かない
・サドルはほぼ座れないため移動手段にも向かない
まとめ
| ジャンル | 特徴 |
|---|---|
| クロスカントリー | 登りが得意で長距離向き |
| トレイル | 登りと下りのバランス型 |
| エンデューロ | 下り重視のトレイル |
| ダウンヒル | 下り専用 |
| ダートジャンプ | ジャンプやトリック |
今回説明させていただいてきた内容は、MTBを選ぶための第一歩となる内容になっています。
ぜひ、今回の内容からやりたいジャンルを導き出していただきマウンテンバイクを100%楽しめる車体を選んでいただけると嬉しいです。
日々の活動などはSNSで更新しておりますので、併せてご覧いただけると嬉しいです。
ご相談などがございましたら遠慮なくメッセージくださいませ。

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