こんにちはMapleBLOGをご覧頂きありがとうございます。
マウンテンバイク用SHIMANOコンポーネントのXTRがとうとう新型が発表されましたね!!
実は発表されるまではあまり興味は無かったんです…
でも、いざ発表されたものを見て、目を惹かれてしまうようなかっこいい物が出てきたのでいきなり興味しか無くなってしまったので頑張ってみんなで勉強していきましょう!!(巻き込むスタイルです)(=´∀`)
今回のXTR、おそらく待ち望んでいた方も多くいらっしゃるかと思います。
なぜかと言いますと前回のXTR M9100が発表されたのが2018年
という事は7年も前という事になりますね!!
この流れでSEINTも出てきて欲しい所ですね…🤔
ということで、XTRのポイントを抑えてどんなものか皆様と理解していこうと思います。
そもそもXTRとは??
XTRとはシマノが誇るMTBの最高峰コンポーネントです。

XTRが登場する前まではSHIMANO DEORE XTというマウンテンバイク用コンポーネンツを発売していました。
しかし、MTBの「レース用」という意味では、十分なものではなくレースに特化したコンポーネンツの開発が進めら1991年に登場したのがXTRです。
XTRの「R」は、「Racing」の頭文字からとったものだそうです!!
新型のXTRコンセプトは3つ!!
Robust「屈強」
Intuitive「直感的」
Consistent「一貫性」
が今回のXTRのコンセプトのようです!!
これを踏まえて、新型のポイントをみていきましょう。
前作と何が違う??
実際にどんなことが新型では取り入れられているのでしょうか??

シマノホームページより引用
そして、おそらく多くの方がSRAMのE-TAPと比べてどうなのか??
となるのではないでしょうか!?
ということで、私なりにSRAMとの違いを書いていこうと思います。
DI2化(電動システム化)
一番の大きな変更点としては機械式から待望の電動化したことでしょう。
10年以上前にもMTB向きDI2コンポーネントを出していたことがあるがレーシングモデルで登場するのは初なのではないでしょうか!!
なぜ、今までXTRでのDI2化をなぜしてこなかったまでは知りませんが「防水防塵に対する耐久性」や「フロント変速への執着」などが関係しているのではないかと私は思っています🤓(個人的な想像です)
そして今回のDI2化は今までとは大きく違います!!
それは、現在のロードバイクで使用されているシマノDI2は基本的にセミワイヤレスという完全なワイヤレスではありません。
RD・FD・バッテリーをケーブル結んでいます、コントロールレバーに当たるSTIレバーのみがワイヤレスとなっている。
そして、今回の新型XTRは完全ワイヤレス化いたしました🙌

上記の写真の位置に脱着可能なバッテリーが搭載されたため、今までのようにバッテリーをフレームないに収納する必要がなくなりました!!
そして、バッテリーは完全に蓋をするように作られているため外部からの衝撃からも守ってくれそうです!!
SRAMのバッテリー取り付け方法とは違い、完全に覆うような形でバッテリーを収納するのでバッテリーの損傷やロストすることなどが少ないのではないかと思います。
ただ、SRAMの様にバッテリーの脱着がしやすいかは使ってみないとわからないですね、、、
衝撃に対しての対策
シマノのホームページを見る限り、今回のモデルはRDの衝撃に対する対策にすごく力を入れていると感じました。
まずは、障害物に対して当たってしまった時を想定したデザイン

写真は、RDを上からみた時です。
青く線が引かれている部分を滑らかなデザインにすることで、岩や根っこなどに引っかかりにくくなっているようです。
そして、実際に岩などへヒットしてしまった場合も新しく採用された『オートマチック・クラッシュリカバリー』というシステムで前からの衝撃も、横からの衝撃も逃がしてくれるようになっています。
「SRAMにも衝撃が加わった際に衝撃を逃すシステムがあるじゃん!!」
と、思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
実際には違います。
今回、シマノがスラムのトランスミッションのような取り付け企画を採用しなかったことに直結してくる部分になります。
現在のSRAMでは今までのようなディレイラーハンガーのシステムをやめ、UDH企画を採用しているフレームに使用することのできるトランスミッション(Tタイプ)へ変更いたしました。
SRAMの場合、ディレイラーの横から衝撃を受けた場合ディレイラーが内側へ逃げる「オーバーロードクラッチ」というシステムを使い衝撃に対してRDの負担軽減してくれるようになっています。そのため、今までのようなハンガー企画を採用しなくなり物理的に曲がらないようにしました。
しかし、弱点があり前方からの衝撃に対しては少し弱い印象があります。
実際に正面から衝撃を受けてしまうと、ディレイラーが回ってしまい手で戻さなくてはいけなくなるといった場面もありました。(新型のXTRがならないとも限りませんが)
そして、今回のシマノが採用する『オートマチック・クラッシュリカバリー』は前から受けた衝撃にも対応できるようになっています。
何よりも本来ディレイラーハンガーは衝撃が加わった際フレームやディレイラーを守るために、曲がり・折れるように作られているため『オートマチック・クラッシュリカバリー』で補いきれない場合にしっかりと折れてもらえることを想定しているようです。
そのため、シマノの考えとしては従来通りハンガーはもしもの時に折れてもらうことを想定しているようです。
プーリーケージにも工夫が!!
トレイルなどを走行していると、草木などがプーリに絡んでしまうことが多々あります。
SRAMではマジックプーリーと言われる遺物がプリーに刺さっても回転を止めないシステムが導入されていますが、今回のシマノは考え方が違います。

シマノホームページより引用
今回のシマノはカバー付きのプーリーを採用しているようです!!
根本的に、遺物の入る場所を作らないということでしょうか??
実物を見てみないとなんとも言えませんが、実際にそうであれば枝などが刺さりドライブが動かなくなるなどの心配はないかと思われます。
RDだけでも4種類!?
今回のXTRにはRDだけで4種類もございます!!
どんなものがあるかと言いますと
・M9250-GS
・M9250-SGS
・M9260-11L
・M9260-12
といったラインナップが用意されているようです!!
私なりに解釈してみようと思います。
M9250-GS
12s用ミドルゲージデリレイラーで9-45tという小さなスプロケットを使用することが可能だそうです。ミドルサイズのプーリーケージは今時のロングケージに比べ地面からの距離も遠くコンパクトであることにより変速もよりスムーズだと思われます。登坂などのセクションの多いクロスカントリーなどに相性が良さそうですね。
M9250-SGS
12s用のスタンダードな形をしているロングケージモデルは10-51T を使用することを想定したモデルです。おそらくエンデューロなどに相性が良いかと思います。レーシングモデルなので贅沢かと思われるかもしれませんがトレイルライドでも万能に活躍してくれそうです!!
M9260-11L
E-MTBやLINKGLIDEとの互換性を考慮して設計された11s用ディレイラー。車体本体のバッテリーから給電することで、車体のバッテリーがあるかぎりシフトの電磁が切れることのない変速が可能です。
M9260-12
E-MTBとHYPERGLIDE+のために設計された、12s用ワイヤレスDi2シフティング。11L同様車体本体からの給電が可能です。
HYPERGLIDE+とはシマノの変速をよりスムーズにしてストレスを軽減してくれるシステムです。
本気のE-MTBライダーにはたまらないシリーズですね!!
特に、E-BIKEの場合チェーンに対して強い力がかかるため今までのHGでは変速のスムーズさに限界がありましたが、今回のHYPERGLIDE+を使うことで12sという繊細な多段ギアでもストレくなく変速ができそうですね!!
スプロケットも新型!!

シマノの変速は、スプロケとチェーンにこそ滑らかになる技術が詰まっている💪
今回は、今までのHG規格のものではなくHYPERGLIDE+仕様になっています。
おそらく、説明するより動画を見ればわかりやすいかと思いますw
元々のHG規格も充分スムーズな動きだと思っていましたが、昨今では変速の段数が増えさらにはフロントがシングル化しそれに伴いスプロケットの巨大化により変速時の違和感を感じるようになってきていたのは感じていましたが、シマノはしっかりと最策したものを作ってくれました!!

歯の形状も新しくなり、スムーズな変速を可能にしたにも関わらず耐久性が上がっているそうです!!
そして、オフロード走行時に重要となってくる高トルクをかけた走行中にもストレスなく変速が可能となっているそうです!!
トレイルライドでの登坂区間や特に根っこの多い登坂ではとても扱いやすいのではないでしょうか☺️
今回のスプロケットの展開は2種類!!
今回のXTRはクロスカントリーとエンデューロそしてトレイル向けに作られているので、スプロケットも自分の需要に合わせて選択することができそうですね!!
CS-M9200(10-51t)(9-45t)

今回、新しく9tという極小コグが採用されています!!
どちらのカセットもマイクロスプラインに対応しているようですが9tの場合のみ専用の工具が必要になるようです。
9-45tのカセットであれば意外とグラベルなどに使用するのもありかも🤔
クランクもXCとエンデューロ用の展開!!
今回、デザインがとてもかっこいいXTRのクランク!!
かっこいいだけではなく、需要に合わせて2種類から選ぶことができるようになりました。

・FC-M9200・・・軽量ながら優れた合成を持っているクロスカントリー向きクランク
・FC-M9220・・・クランクシャフトのスピンドル外径は今まで通りの24mmながらパイプの厚みを出すことでエンデューロワールドシリーズの過酷なレースでも安心して使用できる強度の高いエンデューロ向きクランク。
といった感じに2種類用意されていて、記載を読む限りですと今までのシマノクランクと同じスピンドルの外径でホローテックⅡ規格なので多くの自転車に取り付けが可能だと思われます
安心して使用することができそうですね☺️
直感的に使用が可能になったワイヤレスシフター

今回、ワイヤレスになったことでレバーも完全独立いたしました!!
そして、今までの一方方向に動くレバーとは一味違うんです!?
私も、レバーの位置にはなかなか苦戦しているんです、、、
というのは、今までのi-specなどの制限のある移動範囲内だとどうしてもしっくりこなかったんです、、、
場合によっては走行中に指に当たり皮が剥けたりなどよくありました、、、
しかし、今回は本体の移動範囲内はもちろんレバー本体も押すだけではなく捻るような動作でも使用が可能とのことみたいです!!
日本人は、欧米人などに比べるとおそらく手が小さく指も短い人が多いのだと思います😭
だから、おそらく同じ悩みを持っている人もいると思います!!
今回のレバーならそれを解決してくれそうです👍
今回のレバーにより稲妻のような素早い変速が可能だそうです😲
SRAM のAXSシリーズは確かに少し変則が遅い気はしていましたが、今回のXTRはVTRなどで見る限りはものすごく早いそうです😲
この辺については、実際に使用したら感想ブログもあげるので乞うご期待!!
レバーも使うブレーキに合わせて2種類用意されています。
SW-M9250-IR・・・シマノブレーキを使用される方向きi-spec EV規格のレバー

シマノホームページより引用
SW-M9250-R・・・シマノ以外のブレーキを使用する傾きのバンドタイプ

シマノホームページより引用
今回の、XTRはXTRのレバーではなくてもシマノのSTIレバーでも変則が可能だそうです!!
てことは、グラベルロードにXTRを使用したり。MTBをドロップハンドル化したりなど夢が広がるような使用が可能だそうです!!
ブレーキはまた次の記事で!!
ここまででも、だいぶ長くなってしまいましたが実は、アダブレーキが残っているんです💦
おそらく、ブレーキも長くなってしまいそうなので一旦ここまでにしておきます💧
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
私なりに解釈して綴ってみましたが皆様のお役に立てていただければ幸いです。
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インスタが一番更新しています!!
では、また次のブログで!!
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