カエデブログをご観覧いただきありがとうございます。
このブログでは、自転車を中心としたブログを投稿しておりますので少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
今回は最近人気の高いグラベルロードとシクロクロスについてお話ししていこうと思います。
前回はロードバイクについてどのようなジャンルがあるかを説明してみました。よければ合わせてご覧くださいませ。
スポーツバイクに乗られている方やこれからスポーツバイクを始めたいと考えている方々、「グラベルロード」と「シクロクロス」何が違うのだろう??
グラベルロードでシクロクロスのレースに出てはいけないの??
シクロクロスでグラベルは走れないの??
と思われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか??
ということで、今回はそのような疑問に対し少しでもお役に立てるようグラベルもシクロクロスも経験のある私が解説させていただきます!!
シクロクロスとは??

シクロクロスとは、ロードバイクにブロックタイヤを着用し舗装路・未舗装路・障害物とあらゆる技術が要求されるコースを周回するレースです。障害物には階段や段差、壁のようなものが用意され乗車したまま走り切る場合もあれば、自転車を担いだり押したりして走ることもあるのが特徴です。そのため、車体には走破性だけではなく担ぎやすさなども考えられて設計されることがあります。
歴史はいろいろあるようですがロードレース選手の冬場のオフシーズンのトレーニングとして始まったようです。日本では、秋冬にかけて各地でレースが行われています。
実際に、ロードバイクを初めてレースなどに参加し始めると並行してシクロクロスを始める人も多くいます。
特徴
俊敏なハンドリングと高いBBハイト
- 小回り性能: ロードバイクに比べてホイールベースが短く、機敏に方向転換できる高い反応性と俊敏性を重視したジオメトリー(フレーム設計)になっています。
- BB(ボトムブラケット)ハイトが高い: 地面とのクリアランスを確保するため、ペダルの軸(BB)の位置が高く設定されています。これにより、泥や障害物にペダルが当たりにくくなります。
泥詰まりを防ぐ設計
- 広いタイヤクリアランス: 規定の最大タイヤ幅(UCIレースでは33mm以下)でも泥が詰まりにくいよう、フレームとタイヤの間、そしてブレーキ周辺に大きな隙間が確保されています。
- ディスクブレーキ: 泥や水の影響を受けにくい高い制動力を持つディスクブレーキが主流です(悪路でも安定してスピードコントロールが可能)。
- 担ぎやすいフレーム: バイクを肩に担ぎやすいように、トップチューブ(フレーム上部のパイプ)が平らになっている、または前三角のスペースが広く設計されているモデルもあります。
軽量化とシンプルなギア構成
- 軽量化: 頻繁にバイクを担ぐため、軽量性が非常に重視されます。
- フロントシングル: チェーン落ちなどのトラブルを減らし、軽量化を図るため、フロントのギアが1枚(変速機なし)のモデルが主流です。
グラベルロードバイク

グラベルロードバイクとは、名前の通りグラベル(砂利道)を走ること想定して作られた自転車です。
もちろん舗装路(オンロード)も走れるように設計され
ロードバイクの軽快さとマウンテンバイクの走破性・安定性を兼ね備えており、車で例えるとSUVのような種類になります。
特徴
1. 太いタイヤと大きなタイヤクリアランス
- 特徴: ロードバイク(23C〜28C程度)よりも大幅に太い、37C〜50C程度のタイヤ幅を装着できるクリアランス(フレームの隙間)を持っています。
- メリット:
- 高い衝撃吸収性: 太く、空気圧を低めに設定できるため、砂利や段差からの衝撃を効果的に吸収し、乗り心地が格段に快適になります。
- 高いトラクション(駆動力): 接地面が増えることで、砂利道や滑りやすい路面でもしっかりと地面を捉え、安定した走行が可能です。
2. 安定性を重視したフレーム設計(ジオメトリー)
- 特徴: ロードバイクに比べて、ホイールベース(前後輪の間隔)が長く、ハンドル位置が高い(ヘッドチューブが長いなど)設計になっています。
- メリット:
- 直進安定性の向上: 荒れた路面や長距離走行でハンドルが取られにくく、リラックスして安定した姿勢で走り続けることができます。
- 快適な乗車姿勢: 上体がやや起きた姿勢になりやすく、ロードバイクのような前傾姿勢が苦手な人や、長時間ライドをする人にとって疲労が軽減されます。
3. 高い制動力を誇るディスクブレーキ
- 特徴: ほとんどのモデルで、油圧式または機械式のディスクブレーキが搭載されています。
- メリット:
- 安定した制動力: 雨天時や泥、砂利などでリム(ホイールの外周部)が汚れていても、制動力がほとんど落ちません。
- 操作性の良さ: 軽く握るだけでしっかりとブレーキがかかるため、下り坂や悪路でも安心してスピードコントロールができます。
4. 豊富な積載用のネジ穴(ダボ穴)
- 特徴: フレームやフロントフォークの各所に、ボトルケージ、キャリア(荷台)、泥除けなどを取り付けるためのネジ穴(マウント)が多数設けられています。
- メリット:
- 拡張性が高い: キャンプ道具や大量の荷物を積載できるため、バイクパッキングやロングツーリングといったアドベンチャーライドに最適です。
- 汎用性の高さ: 泥除けを付ければ悪天候時の通勤・通学にも使用でき、日常生活から本格的な旅まで幅広く対応できます。
TREKの2車種で比べてみた
Boone (シクロクロス)

Boone 5 Discは、UCIが誇る世界的に有名なコースを含むあらゆるシクロクロスコースに挑めるカーボンシクロクロスレースバイク。細身で軽いカーボンフレームは、路面の振動を吸収するリア IsoSpeedを採用し、高性能なSRAM Apex ドライブトレイン、振動を吸収するハンドルバー、段差が多く、泥だらけのコースで確実な制動力を発揮するパワフルなディスクブレーキなど、どんなコンディションでも高性能なパーツを搭載する。
(TREK 公式ホームページより)
Checkpoint (グラベルロードバイク)

Checkpoint は、地平線の向こうへと走り出すのに最適なカーボン製グラベルバイク。快適性を重視したジオメトリーで設計された軽量カーボンフレームに、太めの50mmタイヤ(実測値)を装着できるクリアランスを、そしてフレームとフォークには多くのマウントを装備する。さらにIsoSpeedコンフォートテクノロジーが路面の振動を吸収、荒れた路面や穴のあるような舗装路も快適に走れる。ワイヤレスのSRAM Apex XPLR AXSドライブトレインを装備し、土けむりの舞う道を走り続けるのに最適なギア比を実現。(TREK 公式ホームページより)
上記のに車種で、特徴を比べてみます

| Boone (フレームサイズ52) | Checkpoint(フレームサイズ52) | |
| 最大タイヤサイズ | 38mm | 50mm |
| ヘッドアングル(D) | 71.5° | 71.6° |
| シートアングル(B) | 74.5° | 72.8° |
| 実効トップチューブ(E) | 53.1 | 56.6 |
| ホイールベース(K) | 100.5 | 103.4 |
| ボトムブラケット下がり(G) | 7.0 | 7.6 |
ジオメトリーの特徴はこちらで解説していますのでよければご確認ください。
ジオメトリーからわかる特徴
| Boone (フレームサイズ52) | Checkpoint(フレームサイズ52) | |
| タイヤサイズ | シクロクロスでは、UCIのルール上33mm以上をつけることはないですが、38mmまで入ると少しグラベルのような使用の仕方もできそうです。 | 50mmまでになるとマウンテンバイクのようなタイヤを着用可能になるため、砂利道のみならずトレイルや獣道などの走行でも安心して走行できます。 |
| ヘッドアングル | ハンドリング性能を左右します。角度が地面に対して垂直になればなるほどクイックなハンドリング性能になっていきます。対して、ヘッドアングルが寝ていると、直進安定性が上がり高速域での走行でも車体が安定し大きなコーナリングなどでは扱いやすくなる。 | |
| シートアングル | 地面に対し比較的垂直に近い角度で瞬発的な加速をしてくれます。 その反面長距離のライドには適していない。 | シクロクロスに対し、寝ているシートアングルで瞬発的な反応こそはないものの、長時間でのライドでのライドでは快適なペダリングが可能 |
| 実効トップチューブ | 短いトップチューブによりハンドリング性能が向上し細かいコーナリングなどをこなしやすくなる。 | 長いトップチューブにより、直進安定性が向上し長時間のロングライドが楽になる。 |
| ホイールベース | 短いホイールベースは、ライダーの操作に素早く反応し、小回りが利くため、密集した集団走行や急な加速が求められる競技に適しています | 長いホイールベースは、車体が外乱(突風、路面の凹凸など)によって振られにくく、特に高速走行や荒れた路面でライダーに安心感と安定感を提供します。 |
| ボトムブラケット下がり | BBの位置が高い(BBドロップが小さい)場合 シクロクロスやMTBでは、泥や岩などの障害物をペダルがクリアできるように、高いBBハイト(小さいBBドロップ)が必須となります。 重心が高くなるため、不安定になりやすいですが、その分機敏に車体を倒し込めます。 | BBの位置が低い(BBドロップが大きい)場合 安定性と快適性を重視する用途に適しています BBの中心(ライダーの重心)が地面に近づくため、車体全体が低重心になり、安定性が向上します。特に高速でのコーナリングでメリットがあります。 |
シクロクロスとグラベルを選ぶ時のポイント!!
| 比較ポイント | シクロクロス | グラベルロード |
|---|---|---|
| 初心者向き | △ | ◎ |
| 長距離ツーリング | △ | ◎ |
| 林道・オフロード | ◎ | ◎ |
| 価格帯 | 中〜高 | 中〜高 |
シクロクロス
初心者向き??・・・比較的、シクロクロスのレース向きに作られているためレースを目的にしていない場合はあまりおすすめはできません。たまに、ロードバイクとして使用しようと考える方もいますが上記の表でも記載しているように長距離ライドには向いていません。そのため、シクロクロスを目的としての購入でない場合はあまりおすすめとは言えません。
長距離ツーリング??・・・シクロクロスという競技ではあまり長距離を走行することを想定していないため短距離で力を発揮するように設計されています。そのため、長距離での走行があまり得意ではありません。漕ぎやめてしまうと比較的転がりの悪さを感じてしまうと思います。そのため長距離でのライドにはお勧めとは言えません。
林道・オフロード・・・オフロードを走ることを前提に作られている自転車のためもちろん相性がいいです。反応がよく操作性も高いためトレイルのようなテクニカルなコースでも走行が可能です。
価格帯・・・価格帯はピンからキリまであります。おそらくメーカー次第ですが10万円あたりからあるかと思います。シクロクロスのレースに出る場合は自転車を乱暴に扱う可能性が高いためクロモリなどの自転車を選ぶのも良いと思います。
グラベルロード
初心者向き??・・・最近では、ロードバイクを選ぶ際にも選択肢としている方が多くいらっしゃるほど始めやすい自転車と言えます。オフロードの走行はもちろんのこと長距離を得意とするタイヤ次第では舗装路を快適に長時間走ることも可能です。荷物を積載するのも得意なため通勤や通学といった普段使いでも使いやすいです。この多様性が高いこともあり初心者にもおすすめだと言えます。
長距離ツーリング??・・・最近のグラベルロードは基本的にホイールベースが長く長距離を走ることを想定して作られているモデルが多いため、長い距離での走行もしやすいです。
林道・オフロード・・・シクロクロス同様オフロードの走行を想定して作られた自転車なためしっかり走ることができます。タイヤのバリエーションが多く走りたい環境に合わせてタイヤを変えることで走破性を変えることができます。
価格帯・・・シクロクロス同様ピンからキリまで価格は存在しています。
グラベルロードでシクロクロスのレースは出られるの?
「シクロクロスのレースに出てみたいけど、グラベルロードじゃ無理なのかな?」
と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、グラベルロードでもシクロクロスのレースに出場することは可能です。
実はシクロクロスのレースは参加条件がそこまで厳しくない
シクロクロスのレースは、
出場するだけであればロードバイクやマウンテンバイクでも参加できる場合が多いです。
(※カテゴリーや主催団体によって多少の違いはあります)
私自身も、以前グラベルロードでシクロクロスのレースに参加した経験があります。
グラベルロードでCXレースに出た実体験
私が参加した際は、
- タイヤ幅:38mmのグラベルタイヤ
- 路面:芝生・ぬかるみ・コーナー多め
という条件でした。
結果として、
- コーナリングの安定感
- 芝生上でのグリップ
- ぬかるんだフィールドでの走破性
これらは かなり良好 でした。
正直に言うと、足りなかったのはバイク性能ではなく
私自身の体力でした(笑)
同じレースには、
マウンテンバイクやエンデュランスロードで参加している方も多く、
「まずは参加してみる」という意味では、車種の縛りはそれほど強くありません。
ただし、レギュレーション面の注意点
注意点として、
UCI規定に則ったバイクでない場合、カテゴリー昇格の対象にならないことがあります。
- 順位はつく
- ただし昇格ポイントは加算されない場合がある
そのため、
- 本気で上位カテゴリーを狙いたい
- シリーズ戦で昇格を目指したい
という方は、レースレギュレーションに合ったシクロクロスバイクでの参加がおすすめです。
その逆はどうなのか??グラベルとしてシクロは使えるのか??
結論から言うと、
出場は可能ですが、個人的にはあまりおすすめしません。
理由は主に2つあります。
理由①:グラベルイベントは長距離が多い
グラベルレースやイベントは、
- 長距離
- 振動の多い路面
- 一日中走るケース
が多くなります。
シクロクロスバイクでも走れますが、
長距離向けに設計された自転車ではないため、
途中で「楽しくない…」と感じてしまう可能性があります。
理由②:下りでの安定性に差が出る
過酷なグラベルイベントでは、
- 林道の長いダウンヒル
- 荒れた路面
を走ることもあります。
シクロクロスバイクは機動性が高い反面、
直進安定性はグラベルロードに劣るため、
状況によっては落車リスクが高まることもあります。
とはいえ「使えない」わけではない
もちろん、
シクロクロスでグラベルイベントに出るのがダメというわけではありません。
- 普段はシクロクロスがメイン
- たまにグラベルイベントに出たい
という使い方であれば、十分アリだと思います。
また最近のシクロクロスバイクは、
- ホイールベースがやや長め
- 安定性が向上しているモデル
も増えており、
グラベル用途でも快適に使える車種が出てきているのも事実です。
まとめ:迷っている人への結論
- ✅ グラベルロードでシクロクロスレースに出場することは可能
- ✅ 初参加・体験目的ならむしろおすすめ
- ❌ 本気で昇格を狙うなら専用バイクがベター
- ❌ シクロクロスで長距離グラベルはやや不向き
どのレースに、どのくらいの頻度で出たいか
それを基準にバイクを選ぶのが、一番後悔しない方法だと思います。
カエデ(私)の意見
上記ではいろいろなことを記載してきました。
私も、今までシクロクロスバイクもグラベルロードバイクも所有し乗ってきましたがどちらも面白い自転車でした。
結局のところ、私は基本的に楽しそう!!かっこいい!!で自転車を選ぶことが多いです。
やりたいことからはみ出たモデルでない限りはそのくらいの気持ちから自転車を選ぶのもいいかと思っております。
今まで多くの方の自転車選びをお手伝いさせていただきましたが、ほとんどの方が最終的に色やデザインで選ぶことが多いです。
その自転車を永く大切に楽しむためには、気に入った一台を見つけ出すことが大切なのだとも思っております。
この、ブログが皆様の自転車選びに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後までご観覧いただきありがとうございます。
SNS活動も行なっておりますので合わせてみていただけると嬉しいです。




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